アガサ・クリスティー オリエント急行の殺人事件

国際列車オリエント急行は、いつになく混んでいた。名探偵ポワロは偶然乗り合わせた面々と楽しみながら旅を続けるが、大雪で列車は止まってしまう。その晩、大富豪が室内で殺されるが、全ての乗客には確固としたアリバイがあった……。

有名古典で、20年ほど前にネタバレを聞いてから手にしていなかった。しかし映画化の機会に読んでみた。トリックのイメージばかり先行していたが、なるほど名作と言われるだけの作品だ。限りなく小さなクローズドサークルで、アリバイを絡めただけでなく、その時代や、キャラクタの個性など、ドラマ部分も抜群の読ませっぷり。やっぱりクリスティーは読まなきゃいけないなあ。

オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)