東野圭吾 沈黙のパレード

街の人気娘が行方不明になってから、ほとんどの住人が諦めていた。しかし数年が経過し、遺体となって発見された少女は、かつて最重要容疑者として捜査された男の家だった。その後、男は証拠不十分で釈放される。街の誰もが拳を振り下ろせない中、男は遺族の前に堂々と現れた。秋祭りのパレード当日、何者かによって鉄槌が下された……。

いつも思うのですが、湯川がいない世界であれば皆さん幸せだったのでは? 幸せクラッシャー湯川シリーズ9作目。小難しいプロットをここまでドラマチックに、分かりやすい謎解きにする、ベテランの力が凄い。好みを言えば、もっと毒々しいのが読みたいけどね。

沈黙のパレード

沈黙のパレード