小川一水 天冥の標4 機械じかけの子息たち

大師父が命じた「性愛をもって人を喜ばせなさい」。この言葉を守り続ける“恋人たち(ラバーズ)”。その集団によって目覚めた少年キリアンは、性の中に求めるべきものを探すが……。

あらすじを書く力は、これが限界だ。様々な感想が出ているシリーズ4作目。シチュエーション色々、これがSFならではの官能か! と楽しく読めました。シリーズに合流していく、大きな波に乗せていくダイナミズムは歴史小説のよう。しかし宇宙船の中でとか、宇宙空間でとか、どうして苦手なんだ。