横田増生 ユニクロ帝国の光と影 Kindle版

大型母艦店を中心とした日本での急成長から世界へ。勢いのあるユニクロの根元には、創業者の柳井正が居座っているのではないか。その正体に迫る。次々と辞職する執行役員。中国にある協力工場の秘密。生まれの山口県宇部での生活。GAP、ZARAを比較しながら、ユニクロのこれからの姿とは。

一審判決は原告の請求棄却だったけど、ユニクロ側が出版社に対し2億2000万円の損害賠償を求め提訴した本書。ユニクロと創業者の柳井正を「急成長の企業」「素晴らしい経営者」ではなく、かといって批判するだけでもなく、「どういった企業なのか」「どんな経営者なのか」と見つめ直していく。柳井正の強烈なカリスマ性と、アパレル業界の危機感が凄まじい結果に……。長期で人材と次の世代を育てていくことの難しさよ。

ユニクロ帝国の光と影

ユニクロ帝国の光と影