凪良ゆう 流浪の月

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい―。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。

東京創元社本屋大賞だったので興味を持ったけど、引用したあらすじで理解できます? 恋愛はともかくサスペンスなのか殺人事件なのか、ネガティブに読み始めたもののテンポのよさと、さらさら読める文体で一気に読み終えてしまった。話題になるだけの面白さだけど、私に響かない「こういう作品、毎年出会っちゃうなあ」という本でした。

【2020年本屋大賞 大賞受賞作】流浪の月

【2020年本屋大賞 大賞受賞作】流浪の月