2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧
池上彰が解説する世界情勢総まとめ。新聞を読むための副読本として大変優秀な1冊で、キーワードと情勢が復習できる。巻が増えるごとに面白みが薄れていく気がしていたが、本書は不思議と充実感があった。 知らないと恥をかく世界の大問題15 21世紀も「戦争…
刑事ワシントン・ポーと助手ティリーのコンビが人気の著者による、スパイ・アクション・シリーズが開幕。主人公は頭部の怪我によって恐怖を感じなくなった男、ベン。元連邦保安官として、かつての上司から行方不明の娘の捜索依頼を受けて捜査にのり出す。世…
書店経営が難しいと本格的に言われるようになったのは、Kindle Paperwhiteが登場してからではないでしょうか。肌感ですが。とはいえ、人件費やテナントの高騰による危機感はあったものの、経営判断までは至らなかったようだ。サービスの悪化による攻略は論外…
子どもたちの視点、気持ちを集めて50年。読売新聞に投稿された「こどもの詩」の精選集が刊行された。Twitter(現X)で紹介されていた詩「みどりちゃんへ」が美しく、興味が湧いたので読んでみた。普段から詩には触れないので、1つ1つの投稿が新鮮だった。 こ…
銭天堂をつぶすため、よどみが差し向けた怪童と紅子の勝負は引き分けに終わった。自ら勝負にでたよどみは、銭天堂のお菓子に悪意エキスを混ぜたために……。 人のネガティブな欲望を引きずりだす駄菓子がついに登場! それを食べた被害者たちの顛末を書く傑作…
京都新聞夕刊一面で著者のコラムが面白かったので読んでみた。時間だけでなく、体調や心のコンディションでまったく読めないときがある。働いれいるからじゃない! でもTwitter(現X)とショート動画でどんどん時間が消費されていく! 俺だけじゃない! なぜ…
身近なところで「1つ減っている」もしくは「増えている」と感じたら、今すぐ本書を閉じて、読書を中止してください。三津田信三と編集者・三間坂が紐解く「幽霊屋敷」シリーズ第3弾、そして最終巻でもあった。日記や音声テープといった記録された個々の怪異…
本書は読書のハウトゥも教えてくれるが、森博嗣が辿ってきた「読書経験の記録」が貴重なエッセイになっている。幼少期から思春期を通しての具体的な記述が多く、森博嗣の多くを読んできたつもりだけど初めて知る内容も多かった。「面白い本に出会う」のは自…