2025-12-01から1ヶ月間の記事一覧
感想を書こうと思っても、まったく記憶になかった。なにを読んでいたんだ。読み返すと露出狂に戸惑う夫婦や、時計屋のエピソード、1つひとつが重すぎる。私はシーラッハの「犯罪」「罪悪」を求め続けていると気づく。「カールの降誕祭」が絶版だったので古書…
世界114か国、28言語以上で読まれる恋愛小説レーベル「ハーレクイン・ロマンス」。金太郎飴のイメージは間違っていなかったが、その切り口が見せる表情は時代によって変化してきたと知る。出版事情や、官能描写の選択の分析が面白い。中国は古風な描写を好み…
ヤクザの子から芸の世界に入った男と、役者の子として生まれた男の歌舞伎物語。映画を見ずに原作を読む。芸能界の光と影を、主人公の2人に重ね合わせる。成功と挫折を鏡合わせにして物語が進むのでとにかく面白い。語り口は見守るようでもあり、時には冷酷に…
ブッダの教えから2500年。実践・解釈が変わってきた今、新たな世界を創造する人たちがいる。ミャンマーで律を厳守するタータナ・ウンサウン寺院、「善行」を求めて集うダバワ瞑想センター。そして日本・京都の実験寺院・寳幢寺に参加し、仏教徒たちの経営を…
山中で身元不明の死体が見つかった。顔を潰され、歯を抜かれ、手首から切り落とされていた。報道を見た小学生が「10年前に失踪した父ではないか」と訪ねてきたが……。節々に男性・女性それぞれの強さを感じる刑事ドラマ・家族模様を複雑にからみ合わせながら…
内容はタイトルまま。ゲーム実況に至るまでと、膵臓の一部が壊死してから退院するまでを記録する。抱腹絶倒。リアルタイムではこんなことなかったろうに、面白く文章化できる力に頭が下がる。体質もあるけど、アルコール、ドラッグ、タバコ、いずれにせよ適…
ホーソーンとホロヴィッツのコンビ・シリーズ5作目。閉ざされた高級集合住宅地内で、皆から敵視されていた男が殺された。穏やかに暮らしていた住民たちにはそれぞれ動機があった……。ロンドン中心部の擬似村を舞台に、古きよき英国ミステリーを現代に蘇らせる…
死人が出る幽霊屋敷、事故物件として貸し出される家がある。相次ぐ不審死の調査を受けた探偵は想像を絶する怪異と出会う……。対策のために霊能力者を呼び、呪物が残れば吸収して強くなる。興味本位の素人には本気で怒る。スーパーサイヤ人みたいな家だ。勢い…