スティーヴン・ハンター 極大射程

ベトナム戦争で伝説と呼ばれたスナイパー、ボブ・リー・スワガー。山の中で静かな生活を望む彼の前に、精密に加工された弾丸と、奇妙な依頼が舞い込んだ。世界で数人のみが成功できる1400ヤードの射撃。その先にある大統領暗殺計画の阻止。しかし計画は、ボブをはめるために動いていた!
Call of Duty 4:Modern Warfare』のプレイに影響されて読んでみたが、超おもしれー! 様々な状況下でのスナイプを描いて飽きさせず、裏をかいた計画が超かっこういい! 脅威のスナイパーに必要な冷静さと、キャラ付けのための人間臭さと弱さがボブの魅力であり、進むほどに物語に合致していく。これはもうボブも死ぬだろ……と思えるシチュエーションでも、淡々とこなしていく彼の姿には間違いなくほれる。3部作となっているので続きも読んでいこう。

極大射程〈上巻〉 (新潮文庫)

極大射程〈上巻〉 (新潮文庫)

極大射程〈下巻〉 (新潮文庫)

極大射程〈下巻〉 (新潮文庫)