夏合宿のため矢吹山にキャンプにやってきた英都大学推理小説研究会の4人。キャンプ場で一緒になった学生たちと夢のような思い出を作るつもりだったのに……。突然の噴火と、刺殺された仲間。眠れる夜に止まぬ恐怖。犯人はこの中にいるのか……?
ウィリアム・L・デアンドリア『ホッグ連続殺人』の感想でも引用したように”序盤で提示される大きな謎、中盤の恐怖を煽るサスペンス、最後に提示される解答と、その意外性”だけで、なんて幸せになれるんだろう。伏線が前後入れ替わることで得られる解答は、なんて贅沢なんだろう。
- 作者: 有栖川有栖
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2012/10/25
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: Amazon
- 発売日: 2013/10/22
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログ (125件) を見る