葉真中顕 ロスト・ケア

戦後最大の殺人事件に下された死刑判決。犯人は43人の人間に手をかけた。殺された被害者の家族は、関わったスタッフたちは、そして検察官の大友は、その判決に救われたのか?
文庫化を機会に読んでみた。老人介護を問う、とても人間ドラマチックな社会派ミステリ。話題になっただけの面白さがあって、一気に読んでしまった。トリックは必要なんだけど、あったらあったで蛇足にも感じる。蛇足じゃないな。なんだろう。ともかく、ここ最近のスランプとストレスが一気に晴れた感じ。とても気持ちよかったわ。

ロスト・ケア (光文社文庫)

ロスト・ケア (光文社文庫)