バツイチ元刑事の探偵バーニーと、警察犬訓練所を優秀な成績で卒業できなかったチェット。持ち込まれた少女の誘拐事件は、本人がすぐに帰ってきたことで解決? そんなはずはなくまたも彼女は消えてしまった。家出? 誘拐? それとも家族の事情なのか。
犬の視線、チェットの気持ちで書かれた探偵助手小説。集中力のなさ、興味の切り替えっぷり、そして相方への愛がまさに犬。物語より犬への没入感がすごいので、クライマックス以外のところでハラハラドキドキさせられた。
助手席のチェット (名犬チェットと探偵バーニー1) (創元推理文庫)
- 作者: スペンサー・クイン,古草秀子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2015/05/29
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (1件) を見る