R・D・ウィングフィールド フロスト日和

デントンの町に肌寒い秋風が吹く。婦女暴行魔が好き勝手に暴れ、公衆便所で汚水とゲロにまみれた浮浪者が殺され、案の定強盗事件まで発生する。中間管理職のフロスト警部は不眠不休で板挟みになるが……。

2作目までしか読んでいなかったことを後悔するばかり。事件も大なり小なり絡み合いながら、いい味方と気に入らない敵の塩梅がたまらん。甘い塩っぱいで攻めてくるので、どこまでも読めてしまう。この物語のクオリティと、ミステリーの面白さから、シリーズを読み終えようと決心した。