小川一水 天冥の標6 宿怨

西暦2499年、人工宇宙島群スカイシー3で遭難した救世群の少女イサリは、勇敢な少年少女に助けられる中、少年アイネイアと出会う。氷雪の世界からの脱出を試みるが……。一方、太陽系社会を支配するロイズ非分極保険社団傘下のMHD社は、救世群の活発化を快く思わず、根本的な方針変更を進めようとしていた……。

今まで読んできた物語をへし折るような激動のシリーズ6巻、全3冊を読み終えたときの熱い吐息よ!キャラクターたちそれぞれの思いと、群衆が作り出すダイナミックな物語。登場人物皆が満身創痍になっていくが、読んでいるこっちの心もボコボコだよ! 宇宙での戦闘シーンには困ったが、一気読みのドラマパートに大満足。本当は2019年内にシリーズを読み終える予定だったけど、来年に持ち越しだ。

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