中井治郎 パンクする京都 オーバーツーリズムと戦う観光都市

オーバーツーリズム都市京都! 人口150万人の街に、年間5000万人以上の観光客がやってくる。観光バブルが起こる一方、様々なトラブルが発生している。芸舞妓の被害、民泊問題、交通マヒなど。さらなるオーバーが予想される中、持続可能な観光都市を模索する。

星海社新書で、京都観光なので読んでみた。宣伝のために煽りすぎながらも、しっかりと京都の今が書かれている印象。データや現場の声を集めることで、京都の一角を知ることができる。オーバーツーリズムと戦う京都の和尚さんとして、嵐山天龍寺のインタビューを掲載。これがとても意味のある記事で、異文化に触れるということが、どういうことかを教えてくれる。これだけで一読の価値がある。