黒木あるじ 怪談実話 無惨百物語 にがさない

帰り道に寄った神社。子どもが好奇心で投げた石。胸騒ぎから引っ越したマンション。あの時の違和感は、何かを揺さぶり起こしていたのかもしれない。気付いていたのに。実話怪談の収集家による無惨百物語シリーズ

シンプルに怖く、現代から回想まで時間軸も豊富な収集怪談シリーズ。オカルトあり震災あり、文句なしの塩梅で楽しめる。災害地の怪談を残すフィールドワークはこれからも続けてほしい。