康純 性別に違和感がある子どもたち 子どものこころの発達を知るシリーズ7

自分の体が男性か女性か、そして心は決まっているのか。ジェンダーアイデンティティを選択し適応してく中で、子どもたちは多くの困難に悩んでいる。疾患ではなく“性別違和”と表現したときに、周囲にいる大人たちができることとは。

いわゆるLGBTに関する人たちが約5%いることを思うと、職場の何人かはそうなのかと思い、入門書として読んでみた。性同一性障害という疾患ではなく、当事者は問題としての“性別違和”と表現している。性の多様性を受け入れることは個人としていくらでもできるけど、全体としてどう対応するかは難しい。しかし考えていると発言したり、提示したりすることも問題解決なんだと、最初の1歩を踏みだす勇気をもらえた。