小泉喜美子 弁護側の証人

八島財閥の御曹司、杉彦が惚れた女はミミイ・ローイと呼ばれる売れっ子のヌードダンサーだった。猛烈な反対を退け新婚生活に入った2人だが、幸せな日は長くは続かない。当主である義父、龍之助が強打の末、殺害されて発見された。弁護側が召喚した証人の発言で、事件は一転するが……。

近所の書店がポップで勧めていたので読んでみた。この表現は好きではないけど、教養としてのザ・古典ミステリーといったところか。1963年の作品だけに読みなれた印象はあるが、現代ミステリーに通じるネタだ。道尾秀介の解説は愛があふれていて素晴らしい。

弁護側の証人 (集英社文庫)

弁護側の証人 (集英社文庫)