R・D・ウィングフィールド 夜のフロスト

流感が猛威を振るい、署の機能は限界に達していた。町では新聞配達の少女が行方不明になり、老女ばかりが切り裂き魔に狙われ、怪文書によって住民の不安は増すばかり。新任部長警部ギルモアが組まされたのは、ベテランのフロスト警部。下らないジョークを連発する上司との不眠不休の捜査が始まる……。

複数の事件が重なり合うフロスト警部シリーズ第3弾。下ネタと言い訳、マレットの気まぐれな指示に疲労困憊を増す面々に、読んでいるこっちまでクタクタになってしまった。終盤、運と直感に委ねる部分が多く気にはなったが、どんどん片付いていく気持ちよさはこのシリーズだからこそ。ギルモア警部とその妻には引き続き登場して、フロスト警部に翻弄されてほしい。

夜のフロスト (創元推理文庫)

夜のフロスト (創元推理文庫)