路地の先に見えたお店。どうしてこんなところに駄菓子屋が……。今までに見たことのない色とりどりのお菓子。大柄な女性店主が優しく紹介する言葉はとても心地よくて……。
アイテムによって成功も失敗もするドラえもん形式で、老若男女によって紡がれる駄菓子オムニバス。童話的に解釈するつもりはないけど、主人公たちの喜びや後悔が心地よい。救われないまま終わる物語もあり、正直驚かされてしまった。夫婦喧嘩の最中に読んだ「おもてなしティー」が、まさか解決への糸口になってくれるとは……。無事に年末年始を過ごせたので感謝しかない。
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