宇津呂鹿太郎 怪談売買録 死季

著者が収集した実話怪談を語りお金をいただくか、逆にお客が体験談を語ればお支払いする……。イベントでのブースに寄せられるさまざまな怪異。

黒木あるじの同シリーズから読んでいたけど、提案者は本書著者とのこと。受け手・書き手によってこれだけ雰囲気が変わるのかと驚かされる。実話怪談の深さは語り手にあると教えてくれる。皆さんが相性のいい著者と出会えることを望む。