小泉武夫 世界一くさい食べもの なぜ食べられないような食べものがあるのか? ちくまQブックス

世界には、なぜこんなに臭くても食べられるものが存在するのか? シュール・ストレミングキビヤック、ホンオフェを代表に、世界に点在する調味料まで、食べて調べて楽しみ尽くす。

岩波ジュニアスタートブックスのような、気軽に読めるシリーズがあったんだ。教養を楽しめる、リビングで読める本が嬉しい。一度は挑戦したいキビヤックだけど、正直口まで持っていけそうにない。ベトナムで食べた、揚げた川魚をマムトム(エビの塩辛)で絡めたのは美味しかった。シュール・ストレミングの味は、夏のキャンプ場のトイレの天井の味がした。私たち大勢が納豆を好きなように、どんなに臭くても愛する人たちがいる。それを認め合うのが、昨今のSNSに必要な気持ちではないでしょうか。と真面目に考えてしまった。