アンディ・ウィアー プロジェクト・ヘイル・メアリー

太陽に異常が発生し、シミュレーションによって地球が氷河期に入ると結果が出た。どう足掻いても人口は激減する潮流に乗ろうとしている。人類存亡のために傍若無人な世界プロジェクトが動き出す。地球から遥か11.9光年の彼方で、宇宙船の中で目覚めたのはたった1人……。

僕から言えることは、今すぐ読んでください! だけです。絶賛の声を耳にしながら、まあ文庫化まで待てばと思っていました。Kindle版が半額だったのと、長距離移動があったので購入して大正解!『火星の人』の信頼感で読み始めたら、ガタガタ揺れるトロッコだと思えば、いつの間にか新幹線の線路に乗って超高速の旅へ……。この絶景は冒険小説の面白さだけでは語りきれない。SNSで内容に触れたり、映像化される前に読めてよかった。読書を愛する我々は、それを幸せと呼ぶのです。