黒木あるじ 怪談実話 終

帰り道に遊んだ神社。好奇心で投げてしまった石ころ。隣席から聞こえてきた意味不明な会話。あの時の違和感は、何かを揺さぶり起こしていたのかもしれない。気づかないふりをしていただけで。

怪談実話シリーズ=無惨百物語シリーズっぽいな。どちらにしろ面白いからいいけど。SNSやメールを見せてもらうやりとりも含めて、ヒアリング対象者の描写が黒木あるじの怖いところ。有名なネット都市伝説を彷彿とさせる「実話」や、ギリギリ理解できない方言をテーマにした「風習」が最恐だった。