2022年に始まったロシアのウクライナ侵攻。すぐに提出された「ウクライナの人びとに連帯する声明」から、私たちできることを問う。まずは歴史を学び、構造的暴力を知る必要がある。私たちが今、生きのびるために。2度と同じ誤ちを起こさないために。
内藤正典「教えて! タリバンのこと 世界の見かたが変わる緊急講座」がとてもよかったので、同じミシマ社から緊急出版された本書を読んでみた。ウクライナの歴史を中央アジアから、ヨーロッパから要点を説明する。その中で、今回の侵攻が実に西洋的な視点による行為だと指摘し、なぜ暴力の連鎖を起こすのかを問う。当然ながら誰もが「自分の領土で戦争をしたくない」し、戦争を「したくない」と「しない」は違うのだと気づく。「しない」と誓った私たちができることを探していきたい。
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