書店経営が難しいと本格的に言われるようになったのは、Kindle Paperwhiteが登場してからではないでしょうか。肌感ですが。とはいえ、人件費やテナントの高騰による危機感はあったものの、経営判断までは至らなかったようだ。サービスの悪化による攻略は論外だけど、要不要の見極めはすべきでしょう。付録はカウンターで渡せばいい。適正なレジ数を分析すればいい。雑誌発売日協定ももう不要でしょう。どこまで可能でしょうか。
余談ですが本書は、著者が社会に染まっていない甥っ子に語る形式です。年配の賢人が若人に教授する啓蒙書はつくづく苦手。強い私を満たしたい読者もわかるけれど。