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ドン・ウィンズロウ ストリート・キッズ

1978年5月。8月の民主党全国大会で副大統領候補になる上院議員から、娘を探してほしいと依頼が入った。片手のないプロに探偵業を叩き込まれたニールは、ロンドンでの目撃情報を頼りに夜の世界を捜索するが……。
ニューヨーク! あぁ、ニューヨーク! いつかニューヨークに行ったときは、これを読もうと初読から思い続けて15年? えっ、嘘。そんなに? というぐらい好きで愛して何度も読み返してきた作品である(舞台の多くはイギリスなんだけどね)。探偵のハウトゥから、ボーイ・ミーツ・ガール、憎たらしい台詞に、どの舞台も合わせ技になって素晴らしい。

ストリート・キッズ (創元推理文庫)

ストリート・キッズ (創元推理文庫)

三上延 ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔

鎌倉で静かに店を開くビブリア古書堂。本狂いの店主と、読書に抵抗感のある俺は、今日もお客から奇妙な依頼を受ける。亡くなった男性には、家族に知らされなかった愛人がいた。彼女に残されたのは江戸川乱歩のコレクションと、特別に作られた金庫。その中には驚くべき何かが保管されているというが……。
栞子vs.母と二大書狂が激突。ここまで酷くはないけど、語れる情熱を持っている姿には共感と大変な憧れを感じる。連作短編かと思いきや、江戸川乱歩に相応しいボリューミーな長編だった。乱歩は代表作だけでも読んでおきたいなあ。

三上延 ビブリア古書堂の事件手帖3 栞子さんと消えない絆

鎌倉で静かに店を開くビブリア古書堂。本狂いの店主と、本を読むのに抵抗がある俺は、今日もお客から奇妙な依頼を受ける。処分されてしまった本。タイトルも思い出せない子どものときに読んだ絵本。宮沢賢治……。
キャラクターが魅力的で、本が謎の中心にあって、それで面白いんだから読者(俺)は大満足。宮沢賢治のネタなんて分かっちゃうといえば分かっちゃうんだけど、物語の中の気づかなさと距離ができるから素敵だ。