帝国データバンク情報部 藤森徹 あの会社はこうして潰れた

倒産した企業の事例集で、解説、考察がない点は人によっては物足りないかも。倒産の原因が書かれていれば、解説もいらんだろうけど。柱が1本しかなかったり、逆に増やしすぎたり、国際情勢で金まわりが極端に悪くなったり、学ぶことは沢山ある。一族企業、老舗の事例は数々知っているけど、近年の大企業の事例が多くてよかった。

石水創 「白い恋人」奇跡の復活物語

2007年8月、賞味期限の改ざん、ずさんな生産ラインの告発。誰もが知っている北海道のお土産銘菓「白い恋人」の生産が止まった。あれから10年。35歳の若き社長が立て直しを振り返り、当時を知らない新たな世代へ、石屋製菓と北海道の未来を語りかける。
朝日新聞の書評欄で紹介されていたので読んでみた。めっちゃ白い恋人を食べたくなります
(六花亭派だけど)。ともかく、「奇跡」と冠が付いているけど、北海道の経済界によって計算ずくめです、ありがとう御座いました、という感じ。そりゃ1日80万枚以上焼いている生産量とブランドがストップで終わらなかったら、北海道はどうなっていたんだろう。大変綺麗に書かれているけど、それぐらい一大事だったことがよくわかる。

「白い恋人」 奇跡の復活物語

「白い恋人」 奇跡の復活物語

森博嗣 キシマ先生の静かな生活 The Silent World of Dr.Kishima

助手の地位に留まっているが、先生は素晴らしい人だ。研究にしか興味がない。そんな先生が計算機センターの事務員である沢村さんに恋をしてしまったようだ。まさか先生が人に興味をもつなんて。
まどろみ消去』に収録されていた名作をKindleで再読。初めて読んだのは高校生だったか。カミソリのような切れ味を感じて何度も手にしてきたけど、久しぶりに読むとアレッ? だった。S&Mシリーズころの作品はとくにそう感じる。本はそのままだけど、僕は変わっているんだな。