2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

瓜生崇 なぜ人はカルトに惹かれるのか 脱会支援の現場から

カルトから脱会する人と家族をサポートする著者も、かつては熱心な信者だった。入会から組織を登りつめようとしたきっかけとは。脱会のためのコミュニケーション、そしてその後の喪失感まで、関わる人たちへエールを送る。 宗教専門誌が選ぶ2020年の1冊に入…

宮澤伊織 裏世界ピクニック5 八尺様リバイバル

裏世界で夜を過ごした空魚と鳥子。それぞれ距離感を悩む中、新宿ラブホ女子会が開催される! 内面を写す裏世界の鏡。ただ1軒だけの豪華な洋館。そしてふたたび八尺様を求めてより深く、より遠くへ。 巻を通して高い山に挟まれた穏やかな谷のような印象。でも…

王谷晶 ババヤガの夜

力だけで生きてきた新道依子は、暴力沙汰から腕力をその筋に買われ、会長の1人娘を紹介された。与えられた任務は学校とお稽古、家だけを往復する彼女を護衛すること。歳の変わらぬお嬢さまが何を考えているのか分からなぬまま過ごす依子だが……。 怒涛の結末…

我妻俊樹 忌印恐怖譚 みみざんげ

実話怪談48話を収録。 様々な作家による共作・瞬殺怪談シリーズで知った我妻俊樹が、単独で立ち上げたシリーズ第3弾。「山の牧場」など有名な実話怪談はたくさんあるけど、それに並ぶ印象を残す「ガタガタ」を収録。40歳を境に人生が一変すると言われた女性…

三上修 電柱鳥類学 スズメはどこに止まってる?

私たちの生活を支える当たり前のインフラでもある電柱と電線。そこには多くの鳥たちが関わっていた。羽休めをするものや、暮らしてしまうものまで、電柱を介して見た鳥たちの姿とは。電柱・電線、そして鳥たちの生態を解説する。 導入は鳥ではなく電柱の解説…

アンソニー・ホロヴィッツ その裁きは死

敏腕弁護士が殺害されて発見されたが、そこには“182”とペンキで殴り書きされていた。被害者は多くの人前で殺害予告をされていたり、殺される直前に謎の言葉を残していたりしたが……。作家ホロヴィッツと元刑事のホーソーンが再び難事件に挑む。 国内のミステ…

宮澤伊織 裏世界ピクニック4 裏世界夜行

冬。閏間冴月に関する断片を求めて〈山の牧場〉を調査する空魚と鳥子たち。より侵食を深める裏世界に怯むことなく、一夜を過ごすために計画を練る。さらに過去を刺激される空魚だったが……。 夢に見るほどキャラクター小説に没頭した結果、抱けや! はよ抱い…

宮口幸治 ケーキの切れない非行少年たち

児童精神科医が多くの非行少年たちと会う中で、ケーキを等分できなかった。何が問題かわかっていない。人との距離感がつかめていない。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人たちとは。どうすれば導くかを説く。 タイトルと帯と年末の勢いで購入してしま…

宮澤伊織 裏世界ピクニック3 ヤマノケハイ

コトリバコとの激戦にもめげず、裏世界への探検を進める空魚と鳥子。農機を持ち込んだり、空手家少女の友人を助けたり、謎の組織に拉致されて洗脳されそうになったり! そして閏間冴月の影は日に日に色濃くなり……。 現実から裏世界へ、裏世界から現実へ……。…