2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

山下卓 BLOODLINK 雪花 (下)

今まで語りきれなかった思いと、その意味が補完される。2人の未来のために、天使の正体を求めて、最後の追撃が始まる・・・・・・。 青年と少女の恋愛物語、第1部完結。まあ説明過多で、流されるようなドラマに今まで以上の魅力はない。ここから『果南の地』へ続く…

牛のいる街

初有給で箱根で温泉させてもらいやす! アザーッス! さて本はなににしようかな〜。 『ファイアボール』が好みすぎてもう。 もしかして『食卓にビールを3』を読んでいない? 期待していた岡崎二郎『アフター0 Neo2』を読む。 アフター0 neo 2 (ビッグコミッ…

加地尚武 福音の少年 時の神に抗いて ― Good News Boy

2000年、”魔法使い”と”憑かれた者”の緊張は最高点に達する! 1910年の”悪魔の来訪”から続いた世界は、アメリカを中心とする廃魔法運動を中心にゼロに戻ろうとしていた。なんとしても食い止めようとするウィザード体制と、天才少年・御厨恵は衝突する。少年は…

北方謙三 水滸伝 6 風塵の章

一つの危機を乗り越えた梁山泊だったが、柔軟に、そしてより強固に集結しつつあった。その鍵となるのは官軍将・秦明を迎え入れることだった。しかし青蓮寺に聞煥章が加わる。その知力に、誰もが恐怖を感じるのだが・・・・・・。 みんな楊志ようじと、そんなに楊志…

加地尚武 福音の少年 魔法使いの弟子 ― Good News Boy

前評判の良さからアンテナビンビンで待っていた加地尚武『福音の少年 魔法使いの弟子 ― Good News Boy』を読む(最終判断は表紙の子に恋をしたからだけど)。エヴァのキャラ配置で歴史改変もので現代家族ファンタジーってこんな説明じゃわかんないよね。ほん…

加地尚武 福音の少年 闇の王子 ― Good News Boy

本を読まない子たちには、世の中にはこんなにも簡単にエッチなシーンが読めるのよ! と教えてあげたい青春魔法小説の2作目加地尚武『福音の少年 闇の王子 ― Good News Boy』。トーストにバターを塗るシーンだけで今年の1番はこれだなあとゴロゴロ転がるので…

北森鴻 凶笑面 ― 蓮丈那智フィールドファイル〈1〉

美人民俗学者・蓮丈那智と助手の内藤が興味を示し調査にでると、殺人事件に巻き込まれてしまう連作短編集。歴史ミステリの話題になっても、本作がでることって不思議となかったんだよなあ、と思ってしまう納得の内容と出来。 「聖徳太子はイエス・キリストだ…

品川裏道ボス日記

生物の写真はあまり撮ってこなかったんだけど、最近はぽつりぽつりと。 北方水滸伝とライトノベルと村上春樹。悪酔いする組み合わせ。 『ハイスクール・ミュージカル2』を見るが、1と筋が同じなので・・・・・・。 『無双OROCHI』をゆるゆるプレイ。女性ばかり使う…

貴志祐介 黒い家

いろいろと説明は割愛。第4回日本ホラー小説大賞受賞でもあり、再読から改めてわかったのは、ミステリの面白さが十分にある。というより、全作品を通して、あっ! と思わせるまでの高揚を読者に与えている点が重要なのかも。そう考えるとエンタテイメントか…

貴志祐介 新世界より

1000年後の日本。わたしたちは、大人になるために”呪力”を手にしなければならなかった。クラスメイトたちが一人、また一人と大人になっていく中、わたしは遅々として力が現れず・・・・・・。誰もが毎日を満足していたはずなのに、”図書館”を手にしたことによって…

アルフレッド・ベスター 虎よ、虎よ!

時は、世界中を自由に飛び回ることができる”ジョウント”時代。そして同時に混乱が訪れた25世紀。顔に虎の刺青をいれた奇妙な男ガリヴァー・フォイルの復讐が始まる。 50年前に書かれた作品なのか! と読み終わってからびっくり。古典ミステリでもここまで読…

北方謙三 水滸伝 5 玄武の章

替天行道を胸に秘め、梁山泊に集まる民。撥乱反正ために青蓮寺で楊志暗殺を企む宋王朝。 戦に退くときでさえ、なんとういう名シーン。手を挙げるだけ、頭を下げるだけ、一言を発するだけで、震えが止まらなくなる。それでも5巻! 負け試合だとわかっていても…

葉山透 9S memories

シリーズを花飾る登場人物たちの過去、そして出会い。シリーズ番外編短編集第2弾。 遺産事件の発端を書いた「亜麻色の髪の娘」は、せめて長編に回想として食い込ますべきなんじゃないか。こんなに魅力的なキャラクタ、まだまだ使える設定、味わい深いシーン…

葉山透 9S(ないんえす?) SS

シリアスな近未来科学ドンパチ恋愛小説から、パロディをふんだんに使った番外編短編集。といっても戦いも本編に劣らず書かれる。キャラもの小説として割り切っているので、グダグダ感が強く漂うものの、楽しく読める点で丸。ただ、勢いよく読める長編だけに…

帰国日記

やっとこさただいま。 なんとも眩しい一冊を読了。 水滸伝 5 玄武の章 (集英社文庫 き 3-48)作者: 北方謙三出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/02/20メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (64件) を見る