小島俊一 2028年 街から書店が消える日 本屋再生! 識者30人からのメッセージ

書店経営が難しいと本格的に言われるようになったのは、Kindle Paperwhiteが登場してからではないでしょうか。肌感ですが。とはいえ、人件費やテナントの高騰による危機感はあったものの、経営判断までは至らなかったようだ。サービスの悪化による攻略は論外だけど、要不要の見極めはすべきでしょう。付録はカウンターで渡せばいい。適正なレジ数を分析すればいい。雑誌発売日協定ももう不要でしょう。どこまで可能でしょうか。

余談ですが本書は、著者が社会に染まっていない甥っ子に語る形式です。年配の賢人が若人に教授する啓蒙書はつくづく苦手。強い私を満たしたい読者もわかるけれど。

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読売新聞生活部 ことばのしっぽ 「こどもの詩」50周年精選集

子どもたちの視点、気持ちを集めて50年。読売新聞に投稿された「こどもの詩」の精選集が刊行された。Twitter(現X)で紹介されていた詩「みどりちゃんへ」が美しく、興味が湧いたので読んでみた。普段から詩には触れないので、1つ1つの投稿が新鮮だった。

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廣嶋玲子 ふしぎ駄菓子屋 銭天堂 8

銭天堂をつぶすため、よどみが差し向けた怪童と紅子の勝負は引き分けに終わった。自ら勝負にでたよどみは、銭天堂のお菓子に悪意エキスを混ぜたために……。

人のネガティブな欲望を引きずりだす駄菓子がついに登場! それを食べた被害者たちの顛末を書く傑作の8巻。ふしぎ駄菓子の力に慣れた読者は、その強さを再認識させられる。見えないお母さんが助けてくれる「おっかさん仮面」、泣き虫を治すはずの「泣かんパイ」が屈指の名作。

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