池上彰 知らないと恥をかく世界の大問題17 米・中・露、三極構造の時代

毎年恒例、世界情勢を俯瞰するには格好の一冊。新聞で目にする出来事やキーワードが丁寧に整理されており、ニュースを理解するための副読本として非常に役立つ。断片的だった知識がつながり、国際情勢の全体像を復習できる。相変わらず日本への言及は少なく、「知らないと恥をかく日本の大問題」というタイトルでも、ぜひ出版してほしい。

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井上雅彦 編 こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

子ども向けの本格ホラー・アンソロジーが、全作書き下ろしで2冊刊行。恩田陸、黒木あるじ、我孫子武丸ら、実力派の書き手が名を連ねる。田中啓文「象の眠る山」と牧野修「爪に関するいやな話」は、追突事故に遭ったような衝撃の怖さ。大人だからこの恐怖を回避できたが、子どもの頃に読んでいたら大変なことになっていただろう。最後を飾る恩田陸「六年一組の学級日誌」は、派手さはないけれど、じわじわと心に染み込んでくるような物語が印象的だった。どの作品も子ども向けだからと手加減せず、本格的な恐怖を届ける意欲的な企画である。今後は新鋭作家も交えながら、このシリーズが長く続いてくれることを期待したい。

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那須正幹 前川かずお ズッコケ財宝調査隊

ハチベエ・ハカセ・モーちゃんの3人組による痛快劇第9弾。太平洋戦争中の秘密作戦から始まり、モーちゃんの故郷に隠された財宝を探すことになった3人組。ズッコケ三人組でインディ・ジョーンズを描いたら傑作が生まれた一冊。3人のドタバタあり、過去に縛られた人々の涙あり、有無を言わせぬラストまで、とにかく最高だった。

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