2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

M・ヨート H・ローセンフェルト 犯罪心理捜査官セバスチャン

帰宅しない少年は、心臓をえぐり取られて発見された。猟奇的な事件に、国家刑事警察の殺人捜査特別班へ救援要請が出された。4人のプロチームに加わったのは、自信過剰で協調性ゼロのプロファイラー、セバスチャンだった。早々に片づくと思った事件は、意外な…

アイザック・アシモフ 黒後家蜘蛛の会1 【新版】

弁護士、暗号専門家、作家、化学者、画家、数学者の専門家6名が、ゲスト1名を迎えて行う月1回の晩餐会。その会ではゲストの悩みが打ち明けられるが、会員たちが推理を披露する。しかし毎回真相を言い当てるのは、給仕のヘンリーだった! 推理合戦の末、裏方…

森史之助 労役でムショに行ってきた!

元新聞記者が飲酒運転のため逮捕。25万円の罰金を断り「それなら労役を務めて、観察してやろう」と踏み倒しが始まった。川越少年刑務所で過ごした50日間。 誰もが興味があって面白いジャンルなんだけど、それだけ。 労役でムショに行ってきた!作者: 森史之…

宮内悠介 彼女がエスパーだったころ

百匹目の猿、スプーン曲げ、水への伝言、終末医療……。疑似科学を追うわたしが見ているものはオカルトなのか、真実なのか。 オカルトを追うフリーライターが遭遇する奇々の連作短編集。新聞の書評欄、Twitterで宮内悠介が常々話題になるので読んでみた。みん…

泰丘良玄 理工学部のお坊さんが教えてくれた、こころが晴れる禅ことば

日々是好日、喫茶去、天上天下唯我独尊など、どこかで聞いた見たことのある禅語の数々。理工学部出身の若手僧侶が優しく説く。 街角や、お店にかけてあるお軸が好きで読んだり見たりするんだけど、禅語も多いので参考書代わりに読んでみた。それぞれの言葉の…

白河三兎 ふたえ

学級ヒエラルキーの底にいるノロ子・ジミー・劣化版・美白・タロットオタク。それぞれ孤独な彼らに、誰にも従わない手代木麗華が加わった「ぼっち班」。手代木のワガママに振り回される修学旅行の1日が始まる。それぞれの視点が1つになる時、切ない真実を共…