2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

シャナ・デリオン ワニの町へ来たスパイ

潜入捜査先でトラブルを起こし、ルイジアナの田舎町に飛ばされた秘密工作員のわたし。上司の姪っ子を演じるも家の裏から人骨が見つかり、保安官助手と地元婦人会の老婦人たちの注目をさっそく浴びてしまう。彼女たちと真相を追うが……。 最新刊シリーズ6巻を…

鈴木捧 現代奇譚集 エニグマをひらいて

現代怪談の著者が聴き集めた奇妙な体験談。全5章41話を収録。出版が叶わなかったものの、著者による自費電子出版として作成された。 Twitter(現X)にて紹介されていたので読んでみた。平日の友人宅にいた男性は父親ではなかった? 1人旅で部屋に戻ると、窓…

黒崎緑 未熟の獣

公園で幼女の死体が発見された。握りしめられた「1+1=」はダイイングメッセージなのか。さらに幼女誘拐は続き、新たな犠牲者は手首が切り落とされていた。特殊な苗字を狙った事件か、それとも……。 佳多山大地「新本格ミステリを識るための100冊」をきっか…

S・A・コスビー 頬に哀しみを刻め

殺人罪の服役から出所後、庭師として小さな会社を経営する黒人のアイク。彼の息子が白人のパートナーとともに惨殺された。パートナーの父、酒浸りのバディ・リーをバディに、息子の生きかたを認められなかった男たちによる犯人探しと復讐が始まった。 ハード…

小野寺哲也 田野大輔 検証ナチスは「良いこと」もしたのか?

アウトバーン建設や、失業率を低下させた政策、家族手当に福祉厚生など、国内外で議論される「ナチスは良いこともした」という言説。功績とされるエピソードを、ナチズム研究の蓄積からその背景を解説する。 知人が購入していたので読んでみた。ナチスが行っ…

朝宮運河編 てのひら怪談 ずっとトモダチ

たった3ページでもこわ〜いお話し50編を、ホラー・児童書の人気作家10名の手で収録。 小学生向けの怪談・ホラー本の多さは知っていたけど、実話怪談の実力作家たちの作品が読めるとは。しかもシリーズ3作目まで出ているという……。読者と同年代の子どもを主人…

染井為人 震える天秤

軽トラックに乗った高齢者がコンビニに突っ込み、店員が死んだ。加害者は認知症との疑いに、ライターの俊藤律が取材を進める。関係者を繋げていく中、俊藤は奇妙な風習の残る村・埜ヶ谷村にたどり着く。 夏の文庫フェアから読んでみた。年に2、3冊、ミステリ…