朝宮運河編 てのひら怪談 ずっとトモダチ

たった3ページでもこわ〜いお話し50編を、ホラー・児童書の人気作家10名の手で収録。

小学生向けの怪談・ホラー本の多さは知っていたけど、実話怪談の実力作家たちの作品が読めるとは。しかもシリーズ3作目まで出ているという……。読者と同年代の子どもを主人公に、通学や友だち、学校などを舞台にしているので共感を呼ぶだろう。その中で実力を発揮し直球勝負を仕かける芦花公園にドン引き(いい意味で)。他と重複する内容ではあるが、ローカル怪談を書いた黒木あるじ「ぢんぬるさま」は最高の1編。疲れで読書欲が弱まる夏に、こういった1冊が嬉しい。

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