2023-04-27 黒木あるじ編 怪談四十九夜 鬼気 book kindle 隣部屋へのドアの隙間に。降りてくるエレベーターの中に。帰り道にふと見上げた家の窓に。気づいてしまうと、今までの日常には戻れないのかもしれない。現代実話怪談の作家たちによる49話。 拾いものから負の連鎖が続く葛西俊和「筆箱」。トンネルものの恐怖が終わらない富士玉女「ループ」。田辺青蛙「八幡のスーパーで」の3作が群を抜いて気持ち悪い。現代怪談アンソロジーは切れ味鋭い「瞬殺怪談」が好みだけどか、ずっしりと重さを感じさせる「怪談四十九夜」もなかなか。 怪談四十九夜 鬼気 (竹書房怪談文庫) 作者:黒木あるじ 竹書房 Amazon 怪談四十九夜 鬼気 (竹書房怪談文庫) [ 黒木あるじ ]価格: 715 円楽天で詳細を見る