2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

鈴木光司 リング らせん

ボロボロの『リング』『らせん』がロンドンの古本屋で投げ売られていたので購入。12年ぶりの再読になるんだけど、高校時代の思い出が蘇えるのなんの。友人から借りて一気に読んで、また友人に貸して授業中に読んでいて……と、面白さに皆が魅せられていった。…

団鬼六 真剣師小池重明の光と影

職に就いては逃げ出し、3人の人妻と駆け落ちし、逃亡と放浪をくり返した男・小池重明。しかし彼が将棋を捨てることはなかった。”新宿の殺し屋”と呼ばれ、賭け将棋時代終盤の伝説、数々のプロを倒した真剣師の短い生涯。 ロンドンの古本屋で投げ売られている…

飯田譲治,梓河人 アナザヘブン

シチュー、グラタン、スパゲッティ。犯人は被害者を殺害し、脳を取り出して調理後に食べていた。捜査上には一人の少女が浮かび上がるが、彼女にそんな残虐な行為が可能なのか……。 ロンドンの古本屋で発見し、割引きもあったので購入。脳を食うのも最高ですが…

三津田信三 密室の如き籠るもの

そろそろ帰国だなと部屋の掃除をしていたら出てきて、持ってきた覚えもないだけに、少し気持ち悪い……。ともかく、刀城言耶の中編表題作ほか短編3本を収録した1冊。こういった遠い地で、コックリさんや迷家をテーマにしたミステリを読むっていうのもオツなも…

サラ・ウォーターズ 半身

1874年の秋、監獄を訪問した私は、一人の霊媒師と出会う。不思議さと、その魅力に抗えない私。そして目の前に表れ始める霊の残滓。奇妙さが少しずつ、彼女の思いへと変わり……。 (世間が呼ぶ)読めていないかった名作を(投げられない今こそ)読んでしまおう…