2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

森博嗣 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?

研究者のハギリは人口生体技術のシンポジウムに出席するため、チベットを訪れた。そこでは今でも子どもが生まれていた。生殖による人口増加が止まってしまった今、どうして子どもが存在するのか? 森博嗣のWシリーズ全10巻、2冊目でチベット編1。どんどん機…

新村芳人 嗅覚はどう進化してきたか 生き物たちの匂い世界

視覚、聴覚に比べて謎の残る嗅覚。400種類ほどの嗅覚受容体でどうしてこれだけの香りを判別できるのか。受容体の少ないイルカと、多いゾウの違いはどこにあるのか? 生物の進化と合わせて、科学者たちがたどり着いた嗅覚の現状とは。 久しぶりの岩波科学ライ…

平山夢明、他 瞬殺怪談 斬

1分以内で読める過去最恐怪談162話。平山夢明、我妻俊樹、伊計翼、宇津呂鹿太郎、小田イ輔、黒木あるじ、黒史郎、小原猛、神薫、つくね乱蔵、丸山政也の11名による共作。 トップスピードでビビらせにくる怪談界のF1こと瞬殺怪談ですが、今回も大変満足。たっ…

渡辺昌宏 香りと歴史 7つの物語

歴史に登場した香りの数々。シバの女王と乳香、楊貴妃が愛した竜脳、信長が所望した蘭奢待……。歴史を左右してきた、香りのその魅力とは。 香り関係の本が岩波ジュニア新書と岩波科学ライブラリーから同時期に出たので、続けて読んでしまった。歴史好事家が香…

池上彰 はじめてのサイエンス

疑うところから始まる科学を、「物理」「医学」「地学」など6科目にわけて、その歴史とともに池上彰がわかりやすく解説する。 『おとなの教養』の続編。池上彰の本はもちろんいい本なんだけど、これにしても、他の著者の口当たりのいい本はあくまでも入門書…

飛浩隆 零號琴

遠い未来。特種楽器技芸士トロムボノクと相棒シェリュバンが依頼を受けて到着した惑星“美縟”。残された巨大楽器“美玉鐘”で作られた首都“磐記”では、全住民によって假面劇が演じられようとしていた。そこで奏でられる秘曲“零號琴”とは。 無料で遊べるスマホゲ…

中山市朗 怪談狩り 四季異聞録

怪異蒐集家・中山市朗の怪談集。四季折々に潜む恐怖を収録。 ちょっとした合間にKindleで怪談を読むのが好き。シリーズ安定の1作。怪談を読みたい人はこの『怪談狩り』シリーズからどうぞ。 怪談狩り 四季異聞録 (角川ホラー文庫)作者: 中山市朗出版社/メー…