サラ・ウォーターズ 半身

1874年の秋、監獄を訪問した私は、一人の霊媒師と出会う。不思議さと、その魅力に抗えない私。そして目の前に表れ始める霊の残滓。奇妙さが少しずつ、彼女の思いへと変わり……。
(世間が呼ぶ)読めていないかった名作を(投げられない今こそ)読んでしまおう企画の1冊。ゴシック・ホラーの様な雰囲気の中、女性同士の静かな恋が織りなす物語。発売された年のミステリー系賞上位作品だったことに納得。みんなこういう作品好きだよね。久しぶりに、読みにくいと思っただけに、次作以降は追々タイミングがあれば。

半身 (創元推理文庫)

半身 (創元推理文庫)