三津田信三 密室の如き籠るもの

そろそろ帰国だなと部屋の掃除をしていたら出てきて、持ってきた覚えもないだけに、少し気持ち悪い……。ともかく、刀城言耶の中編表題作ほか短編3本を収録した1冊。こういった遠い地で、コックリさんや迷家をテーマにしたミステリを読むっていうのもオツなもんで。コックリさんなんかは前に読み終わったサラ・ウォーターズ『半身』とテーマが被って印象深い。とまあ、やっぱりゴーストなんかよりも、怪談はしみじみと染み込むなあと。

密室の如き籠るもの (講談社ノベルス)

密室の如き籠るもの (講談社ノベルス)