東野圭吾 真夏の方程式

かつては賑わった海水浴場で、ぶらりと町を訪れた元刑事に起こったのは事故か、殺人か。夏休みの間だけ、親戚の旅館に泊りにきた少年は、不思議な博士と出会う。彼は海底資源を目的とした企業と、環境保護団体のコメンテーターとして来たというが……。
ガリレオ・シリーズとしては、また違う物語運びになった長編3作目。週刊誌連載ということもあって、細かく事件の面々が明らかになっていく様子は、東野圭吾らしい読みやすさを与えてくれる。もうなんなのこの安定感! という作品であり、作家だなあ。

真夏の方程式

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