アメリカで増加が止まらない貧困層。さらには貧困層から最貧困層へ。そして潤う一部の富裕層たちのマネー・ゲーム。人々の生活も、911以降の戦争させも彼らのゲームでしかないのか。それに抵抗しようとする人々を書いた報道作品。
新刊『(株)貧困大国アメリカ』ではないと気づかずに(情報がやけに古いとは思っていたけど!)再読してしまったので、前に感想を丸まるコピペしたのでお楽しみ下さい。
Twitterで話題になっていたので読んでみた。普段の生活や、テレビ・新聞などの報道からは見えてこないアメリカの貧困層。彼らがどのように落ちていくかをつづった本書だが、いやはや怖すぎる。アメリカン・ドリームを追ってきた南米からの違法移住者の顛末と、計り知れない絶望感。ダイエット企画got milkの意味をなさかなかった結末などなど。「情報を見る、知るなら、情報源を知れ」といった教訓に、思わず震えてしまった。
- 作者: 堤未果
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2008/01/22
- メディア: 新書
- 購入: 39人 クリック: 606回
- この商品を含むブログ (372件) を見る