須賀しのぶ キル・ゾーン ― ジャングル戦線異常あり

須賀しのぶ積読を処理しようと『キル・ゾーン ― ジャングル戦線異常あり』。23世紀の地球は治安部隊とレジスタンスの戦場となっていた。女軍曹キャッスルと相棒の天才スナイパー・エイゼンは捕虜救出に向かうが、新しく入った面子は問題児ばかりだった……。魅力的なSF的設定と映画のようなB級アクションを交えながら、やっぱりキャラクタ小説として面白さが勝っている点に須賀しのぶの上手さあり。数巻続けて読まないと作品の魅力が出てこないような気もしますが、思い返せば「流血女神伝」の一気通読っぷりは我ながら異常でした(それだけ凄いんだろうけど)。とりあえず読み続けられるだけ進んでみましょう。