”甲虫”を守護神とする少年ジローは、愛してしまった女ランを手に入れるために、”月”を求めて”空なる螺旋”へ仲間たちと旅立った……。山田正紀『宝石泥棒』は、氏らしさが詰まっていた1作。しかし古臭さがどうしても拭えなくて、(フォローじゃないけど)当時の立ち位置を教えてくれる山岸真の解説がよく、納得させられるものだった。実にありがたい。
- 作者: 山田正紀
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 1998/10
- メディア: 文庫
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