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ユッシ・エーズラ・オールスン 特捜部Q 吊された少女

コペンハーゲン警察の未解決事件を専門に扱う特捜部Q。警部補カールにかかってきた電話の依頼主は、捜査に取り憑かれた警官だった。少女が車に跳ね飛ばされ、木に逆さ吊りになったまま命を失った事件の犯人は未だ不明。しかしその警官は電話の後に自殺。家には大量に分別された独自の捜査資料と、一人の男の不鮮明な写真が……。
シリーズ発端の事件も、アサドの謎も、ハーディの体調も気になる特捜部Q第6弾。ポケミス2,000円は結構なボリュームだけど、翻訳者が初回の吉田奈保子に戻って(どうして?)リーダビリティ高めであっという間に読んでしまった。相変わらず事件が未解決になった特殊性や、捜査アプローチが地味なようで一気に進む様が上手すぎる。そこに第三者の視点が入ったら間違いはないよね。ミステリーの面白さ、クオリティともに僕の今年1番は決まり。シリーズが気になる人は是非1作目『檻の中の女』を。

特捜部Q―吊された少女― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

特捜部Q―吊された少女― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)