廣嶋玲子 ふしぎ駄菓子屋銭天堂 1

路地の先に見えたお店。どうしてこんなところに駄菓子屋が……。今までに見たことのない色とりどりのお菓子。大柄な店主の女性が紹介する言葉は心地よくて……。

これ、一度しか出会えないレンタルビデオ屋を描いた藤子不二雄A「憂夢」と一緒だ……。懐かしい……と子ども以上にはまってしまった。日々の中にあるストレスと、それを解消してくれる寄り道の罪悪感。キラキラしたお菓子の誘惑と合わせて、上手いコンセプトだと思う。人気なのはわかっていたけど、98刷に圧倒されてしまった。

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佳多山大地 新本格ミステリを識るための100冊令和のためのミステリブックガイド

綾辻行人十角館の殺人』から源流とする新本格ミステリ。令和3年までの軌跡を100の名作で紹介するブックガイド。

読むのをやめていた北村薫。気になっていた井上夢人。読んでいなかったのかと問うた「競作五十円玉二十枚の謎」。本書のおかげでめちゃくちゃ文庫本を買ってしまった(いい笑顔)。僕が良いとも悪いとも思った本は、評価という観点からどう表現されるのか。真似できるものではないけど、とても勉強になった。

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平山夢明ほか 瞬殺怪談 死地

平山夢明をはじめ怪談の名手10名による154話を収録。

さまざまな著者による実話怪談を収録するシリーズ第7弾。たったの数行が怖いほど、物語の入口がどれも見事。ご当地怪談よりはマンションや駅、帰り道といった漠然とした環境が好き。

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