森博嗣 つぼやきのテリーヌ The cream of notes 2

森博嗣がクリアに思考し、クリーンな文章で綴る100の呟きとその補足の第2弾。著者の道筋をたどるような、今までの記述されてきたニュアンスを、なるほどと思いながら読んでしまう。森博嗣が今まで散々書いてきたことの再利用でもあるけど、日記がコラムになり、コラムが呟きになって、贅肉が削ぎ落とされて、今が最も鋭利だろう。

西野亮廣 革命のファンファーレ 現代のお金と広告

えんとつ町のプペル』を作り、無料公開した結果、30万部の大ヒットとなった。クラウドファンディングでは個人で1億円を調達した。どうして彼は話題になるのか。その秘密を解き明かす。
先輩から「一緒に読まない?」と誘われて。えらいニュースになっているなと思っていたけど、読んでみたら著者が何を仕掛けようとしているのかがよくわかる。常に話題になることが広告になって、批判は無視して、賛同者へのサイクルを作っていく。この流れを理解すると、西野亮廣のニュースが違って見えてくる。これだから読書はやめられない。

又吉直樹 火花

駆け出しのお笑い芸人・徳永は、天才肌の先輩芸人・神谷と出会い惹かれていく。師の伝記を描くことを使命に、徳永は2人の時間はどんどん増やしていった。しかし現実は厳しく、神谷は売れず、徳永は少しずつ知名度を上げていく。お笑いとは、本当の芸人とは
テレビであれだけCM打って、本屋で並んでいたら読んでしまうよ。映像は凄いエネルギッシュだけど、読んだ印象は違ったなあ。こういうモチベーションのは今はもう読めないなあ。

火花 (文春文庫)

火花 (文春文庫)