中山市朗 怪談狩り 四季異聞録

怪異蒐集家・中山市朗の怪談集。四季折々に潜む恐怖を収録。

ちょっとした合間にKindleで怪談を読むのが好き。シリーズ安定の1作。怪談を読みたい人はこの『怪談狩り』シリーズからどうぞ。

怪談狩り 四季異聞録 (角川ホラー文庫)

怪談狩り 四季異聞録 (角川ホラー文庫)

アンデシュ・ルースルンド ステファン・トゥンベリ 兄弟の血 熊と踊れ2

獄中で出会った2人には共通点があった。兄であること。ヨン・ブロンクスを殺してやりたいほど憎いんでいることだ。連続銀行強盗の罪で捕まったレオは、再び史上最悪の略奪作戦を企んでいた。そこに関わってしまった兄弟、母、そして父親の物語。

超傑作『熊と踊れ』続編!足を洗った弟たちをどうして巻き込む! 悲しみに溺れた母をまだ沈めるのか! と怒りを揺さぶられる超蛇足作。そして断酒した父親! あの親父が! 喉がカラカラになる断酒小説! 主人公から取りまくキャラクターまで、苦悩という苦悩を書ききり、一気に読んでしまえるほど興奮する小説ではある。この勢いで付け足されたら、そりゃ蛇も歩く。

兄弟の血―熊と踊れII 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

兄弟の血―熊と踊れII 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

兄弟の血―熊と踊れII 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

兄弟の血―熊と踊れII 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫)


森博嗣 彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?

人工細胞で作られた生命体「ウォーカロン」。人間と容易に識別ができない存在を巡り、研究者のハギリは巻き込まれていく。超長寿化社会で子孫を残さなくなったヒトの先とは。

森博嗣のWシリーズ全10巻、その1。完結したあと、朝日新聞の書評欄で紹介されていたので読んでみた。結局それかい! と、やっぱりそれな! がリフレインするシリーズ。読み通せるかな?