古典に登場する王朝貴族はどんな家に住んで、何時に起きて、何を食べていたの？古典を読むときに知っておきたい知識を、女性を中心に日常から特別なイベントまで優しく解説する。
歌の贈答、結婚への手順、服装の項目を知っておくと面白いのは、女性の生活が書かれる現代小説でも変わらないでしょう。源氏物語の現代語訳を読んでる中で、読み流していた違和感と文章のすき間がどんどん埋め立てられていく。これは快感と表現してもいい。とてもわかりやすくて、生活感が自分の中で活きいきと動き出すのが楽しい。勉強の参考にも、趣味の補助にでも興味あれば是非。
人間を殺した最初の軍事用AIイマン。デボラと対立する勢力と通信があったと思われるため、ハギリはエジプトに赴く。一方、ナクチュの冷凍遺体が行方不明に。目覚めない彼を利用する都合とは？
シリーズ8作目。森博嗣の世界がクロスオーバーしてめちゃくちゃ盛り上がるべきところ、物語に疲れてしまい辛さは山場に……(後日書きますが最終10巻はすごい)。
血か、死か、無か？ Ｉｓ Ｉｔ Ｂｌｏｏｄ， Ｄｅａｔｈ ｏｒ Ｎｕｌｌ？ Wシリーズ (講談社タイガ)
日常の中で使っている言葉には、たくさんの漢語があります。身近な熟語から，どこかで聞いた成語まで。私たちの生活に浸透した漢語の出典を探り、言葉への理解を深める1冊。
仕事をする上で色々と勉強していたまま、なんとなく疑問に思っていたことが明らかになったり、表面だけ触った知識が深掘りされたり、まさに出会いものだった。東南西北それぞれ春夏秋冬に当てはまっていて、青赤白黒に展開していくところに感動してしまった。仏教、歴史、思想、様々な切り口からエッセイのように解説するので、気軽に読み進められるのも嬉しい。
