年に一度は東海林さだおを読みたくなる波があるんですけど、身近に丸かじりシリーズを読んでる人ってあんまりいないのよね。かなり面白いと思うんだけどなあ。というわけで、食べ物エッセイ・シリーズ『ケーキの丸かじり』。表題作のクリスマスケーキを一人で食べる話しから、餃子とビールの話しなど。うーん、カリカリに焦げた餃子が食べたい……はともかく、「書評とは何か?」のような話題でも「読者が読みたくなるような文章を書く」(が正しいかどうかは別として)のように、食も同じく「食べたくなるような文章」(これは正しい)ってのは素晴らしいですね。食万歳。しかし東海林さだおも老けましたね、なんか。
- 作者: 東海林さだお
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2003/05
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (6件) を見る