やっとこそ読み終わった『法月綸太郎の本格ミステリ・アンソロジー』。前半は癖の強さが辛いかったけど、後半6編はどれも僕語のみ。挑戦的な真犯人当ての、クリスピン&ブッシュ『誰がベイカーを殺したか?』、中西智明『ひとりじゃ死ねない』(紹介文を読まずに味わってほしい)。奇妙な密室からのレジナルド・ヒル『脱出経路』や、精神科医が担当した不思議すぎる患者の『偽患者の経歴』など、風変わりで大変面白い。
- 作者: 法月綸太郎
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/10/25
- メディア: 文庫
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