ケン・リュウ 紙の動物園

母が折った紙は、まるで生きているかのように動きはじめた。わたしの小さな友達と、家族の葛藤を書いた表題作。閉ざされた一族の縄文字を求めてやってきた農科学者との関係を書いた「結縄」など、7編を収録。
ヒューゴー賞ネビュラ賞世界幻想文学大賞を受賞した表題作だけが、Kindleで無料で読めたんだけど、面白さのあまりバスを乗り過ごしてしまった。表題作のキレっぷりは語るまでもないけど、「結縄」のワンアイデアは、化学生物学を勉強した僕にとっては衝撃だった。年1冊でも、こういうSF読めると嬉しい。

紙の動物園 (ケン・リュウ短篇傑作集1)

紙の動物園 (ケン・リュウ短篇傑作集1)