大沢在昌 新宿鮫1 新装版

仲間に頼らず、孤独に捜査をする新宿署刑事「新宿鮫」こと鮫島。日本一の繁華街、歌舞伎町で警官が連続して射殺された。署員たちによる必死の捜査が行われるが、鮫島は密造銃の天才・木津を追う。ヤクザや不審者が跋扈する新宿で、大胆な犯人の狙いとは……。

シリーズ2作目「毒猿」がミステリーランキングに入っているので読んでみた。圧倒的な存在感のちょい役ヤクザや、エリート街道から放り出された鮫島の過去が読み応えありすぎだろう。巨大な組織な一匹狼ものは得意ではないけど、描写がくどくないので一気に読めてしまった。80年代の古さが逆に味がある。クライマックスの疾走感も大満足で、2作目がとにかく楽しみ。早々に読んでしまおう。

新宿鮫 新装版: 新宿鮫1 (光文社文庫)

新宿鮫 新装版: 新宿鮫1 (光文社文庫)

  • 作者:大沢 在昌
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2014/02/13
  • メディア: 文庫